staff-N: February 2007アーカイブ

インド東南部の港町マドラスという場所が発祥のチェックだからマドラスチェックというらしいです。
グリーンや黄色、オレンジといった強い色合いを基調にしていて、印象は結構派手だったりしますね。

本場マドラス地方で作られるこの素材は、天然染料を使用して細い糸で織った綿布で、水を通すと色落ちしたり、にじんだりするので、それでさらに風合いが出たりします。
50年代に東部アメリカのアイビーリーガーによって流行った後、日本でもその人気が出たんですね。
でも、昔はその風合いがいいとされていたこの生地も、今では質がよくないという印象のほうが強いため、「マドラスチェック」と呼ばれるチェックだけを残し、本場マドラスで作られた素材はあまり出回ってはいないようです。


そんな「マドラスチェック」柄。

布生地通販ショップa-priori(アプリオリ)でもキュプラ/コットンで作ってみました。


マドラスチェック 1,260円/m (税込)


[ap-6021] マドラスチェック(オレンジ) 【布生地の通信販売a-priori(アプリオリ)】

[ap-6021] マドラスチェック (オレンジ)

[ap-6023] マドラスチェック(レッド) 【布生地の通信販売a-priori(アプリオリ)】

[ap-6023] マドラスチェック(レッド)

[ap-6025] マドラスチェック(ブルー) 【布生地の通信販売a-priori(アプリオリ)】

[ap-6025] マドラスチェック(ブルー)

色がはっきりしていて、とても可愛いです。
これからの季節に相性もいいと思います。
涼しいイメージですね♪






布生地通販ショップa-priori(アプリオリ)

グレンチェックとは大格子の一種で、グレナカート・チェックを略称ですが、一般的にはこの「グレンチェック」という呼び名で知られていますね。

グレンチェックは、スコットランドのアーカートという地の谷間(Glen)で織られたところからついた名称だそうです。
イギリスのウインザー公がプリンス・オブ・ウェールズ(皇太子)時代に、大柄のグレンチェックの服を好んで着用したことから、プリンス・オブ・ウェールズ、またはプリンス・オブ・ウェールズ・チェックとも呼ばれています。

縦糸・横糸とも濃色2本、明色2本、濃色4本、明色4本の繰り返しの綾織で、(千鳥格子など)数種の格子柄を交互に使って、大きな格子柄になっているのが、このグレンチェック。 
スーツ地、コート、ブレザーなどに多く使われていますね。 
その他にも、帽子とかに使われてもかわいいと思います。




布生地の通信販売a-priori(アプリオリ)へにあるグレンチェック素材は・・・

[ap-1051] ハイツイストグレンチェック(グレー)【布生地の通信販売a-priori(アプリオリ)】春先にも使えるBOTTO GIUSEPPEの貼りのある生地。
[ap-1051] ハイツイストグレンチェック(グレー) 6,300円/m



[ap-4009] ハイカウント・リネングレンチェック(ブラウン)【布生地の通信販売a-priori(アプリオリ)】麻が高密度で打ち込まれたSolbiati社製の高級リネン生地。
[ap-4009] ハイカウント・リネングレンチェック(ブラウン) 6,830円/m



グレンチェックって、本当にブリティッシュなイメージですよね。
伝統的だけど、全く古さを感じさせない、クラシックなお洒落さ、可愛さをもった素敵な柄だと思いませんか?
スコットランドのチェックは、日本で言う家紋のようなもので、一つ一つ柄に名前が付いています。
どこかに申請して、名前を登録するらしいですよ。
とても興味深いです。




布生地販売ショップページへ


ギャバジンは、経(タテ)糸を緯(ヨコ)糸より密度を高くして綾織にすることによって、綾目が急角度にくっきりと現れた織物です。

あの英国ブランドBurberryが、『農民が汚れを防ぐために服の上に羽織っていた上着をヒントに「ギャバジン」といわれる耐久性・防水性に優れた新素材を生み出し、1888年に特許を取得、1917年までギャバジンの製造権を独占』していたとWikipediaでは説明しています。
その後に、この名称は定着して、バーバリーのものではなくても、この種類のものはギャバジンと呼ばれるようになったそうです。
さすが、天下のバーバリー。
私、大学生のときに、何かの課題(たぶん企業戦略とか?)でバーバリーを調べようとして、質問をするために出かけたら門前払いされたことを思い出します。
全てが企業秘密らしいです。
悲しいかな、何も調べられなかったバーバリー。
でも、少なくともこれでギャバジンはバーバリーが発祥ということだけわかりました。


そんな恐るべしギャバジン。
基本的には、無地だそうです。

布/生地販売ページへで販売されているギャバジンは・・・



布通販/生地販売a-prioriへ
[ap-1022]
クラスターストライプギャバジン(ブラック)
2,940円/m

a-priori originalのギャバジン生地になります。
かっこいい表情をもった素材だと思います(自画自賛)。


生地通販・布販売a-prioriへ
[ap-6030]
ミックスストレッチギャバジン(ブラック)
3,880円/m

こちらは、色違いのホワイトもあります。
Nero Su Neroのインポート素材になります。


布通販・生地販売a-prioriへ
[ap-1042]
ストレッチギャバジン(ブラック)
6,510円/m

a-prioriにあるギャバジンの中で一番の高級生地。
大人な雰囲気です!!



スマートな格好良さを求める方には、絶対にお勧め!!


こちらから、ギャバジン生地の一覧が見られます。
是非是非、ご覧になってみてくださいね。



布生地通販ショップa-priori(アプリオリ)



ツイードについて詳しく書いてあるページを見つけてしまいました!!
http://www.fiberbit.net/user/eyeland/yofuku/tweed.htm


なんか、面白いですねぇ。



 twill   →   tweel   →     tweed    なんて!
(英語)   (スコティッシュ)  (その一字間違え)


さすが、イギリス。
ちょっとおマヌケなお話ですよね。


スコットランドを流れるツイード川の流域で生産される服地の上に、その川で羊の毛の汚れや脂を洗っていたのでツイードという名がつけられたという説の方がもっともらしいのに・・・
嘘でも、名前のルーツはそこに設定してしまえばよさそうなものですが。


1825年に毛織物卸商が間違えて、そこから‘Tweed’になったと書いてありますが、何か証拠でも残っていたのかしら?
何で1825年ってわかったのかしら?
そこまでわかったら、どの毛織物卸商かということもわかりそうですけどね。
歴史って面白いですね。
ひょんなことから生まれた言葉が、こうして200年近い後世にも伝わっていくなんて!!






ということで(どういうことで?)、布生地通販a-prioriトップページへで販売しているツイード素材生地のご紹介です。




布生地通販a-prioriページへ
まずは私のお気に入り、
[ap-1006] マルチボーダーツイード(ブラウン) 2,400円/m

私はこのボーダーの色使いと、質感が大好きです。
可愛いんですよー!!

布生地通販a-prioriページへ
こちらの生地は英国風な香りがする、素敵なグレンチェックです。
[ap-1010] グレンチェック・ツイード(ネイビー) 2,940円/m





この他にも、一味違うツイード生地(←一覧が見られます)を取り揃えています!
是非是非、ご覧になってみてくださいね。






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